競輪

【松戸競輪(ナイター)GⅠオールガールズクラシック】尾方真生、児玉碧衣が決勝進出

GⅠ決勝初進出の尾方真生

 尾方真生が準決10Rで2着に入り、決勝へと進んだ。6月のガールズGⅠ第1弾のパールカップでは初戦で敗退しており、初のGⅠ決勝進出だ。初日のレース後は、「何もできないまま終わっていました。外枠だし、みんな前々に攻めようと同じことを考えていたし、難しかったですね」。と意気消沈。だが、それを引きずらないのも尾方のいいところ。「準決は初日の反省を生かして、長い距離を行こうと決めていました」。Sを取って、打鐘から突っ張り先行の強気な攻め。初日のティアラカップを逃げ切った山原さくらを出させることなく踏み続けた。
 「力を出し切れました」。太田りゆには終3半で乗り越えられたが、直線で迫ってきた當銘直美には最後の力を振り絞って抜かせなかった。調子は「いつも通りか、ちょっといい感じ」と戦える感触は得ている。「自分は捲りが出ないので、先行の方がいいと感じた」。決勝も、自分の力を余すことなくバンクにぶつける。

 12R、尾方の姉弟子の児玉碧衣が続いた。終4角から外を踏んで豪快カマシ。2角で先頭に立ち、最後の直線では後位に入っていた久米詩の差しとゴール勝負。「久米さんがガッツポーズしたので負けたと思いました」と諦めていたが、写真判定の結果は1着同着。「デジャブですね」。昨年の平塚オールガールズ決勝で佐藤水菜との1着同着の激闘を思い出していた。

 ガールズ界に君臨する女王・碧衣だが、33バンクで苦しむことは多い。初日のティアラカップも5着に敗れ、「みんなが自力型で動く中で5番車。どうすれば良かったか反省が見当たらない」。だが決勝の車番を聞いて驚きを見せた。「えっ! 2番車っ‼」と、うれしい悲鳴。GⅠは選考順や前日までの着順により車番が決まる。1着同着でなく2着なら4枠になっていた。「車番を生かして発走機を頑張りたい」と、初手から前々に攻める。「誰にもGⅠを取らせないつもり」。アジア女王・佐藤との最高峰GⅠ決戦でも、ガールズ女王の座は渡さない。

GⅠ連続優勝を狙う児玉碧衣

 

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