競輪

【久留米競輪・GⅢ熊本記念】熊本勢11人 2年ぶりの地元勢Vへ気合十分

2年ぶりの地元記念Vを狙う嘉永泰斗

 熊本勢にとっては最後となる久留米での地元記念開催。闘志を燃やしている。

 嘉永泰斗は、「しっかり調整できた。いい思い出で終わりたいですね」と初の記念Vバンクで再度の快走を誓った。2年前の地元記念制覇を機に、S級上位へとステップアップ。9月の青森GⅡで2度目のビッグ決勝も経験した。「青森は単騎戦が多かった。ラインができれば違った戦いもできたと思う」。今回は熊本勢11人をはじめ、九州勢の層が分厚い。実力を結果に結びつける舞台は整っている。

地元記念を通算3Vしている中川誠一郎

 地元の大将格の中川誠一郎は、宇都宮FⅠで今年初V。調子を上げてきた。「普段通りの練習だが、ここに向けてしっかりやってきた。感触はいい」。毎年、この大会だけは最高の気持ちの高ぶりで臨む。4年ぶりの地元記念優勝へ、まずは初日11Rは北津留翼に前を任せて2予進出を目指す。

 初日5Rは東矢圭吾―松岡辰泰で初連係。千原台高の2学年違いで、東矢が「気さくで信頼できる松岡先輩の前で頑張ります」と話せば、「仲良しな後輩に安心して任せます」と松岡。息の合ったコンビでワンツーを目指す。

 塚本大樹は追加で地元記念に初参戦。前回の豊橋GⅢは準決で敗退したが、「シューズをいじって伸びる感じがあった」と気配は上向き。「いいアピールをして、来年また呼ばれるように」。初日9Rでは太田竜馬を初マークする。

 熊本地震から7年半。辛抱を重ねながら成長した姿を、火の国戦士が久留米バンクで見せてくれるはずだ。

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