【久留米競輪・GⅢ熊本記念】SS5人の初日特選でまさかのアクシデント
S班5人が集った豪華メンバーの初日特選で、思わぬアクシデントが発生した。赤板過ぎ、和田圭が守澤太志の後輪に接触して落車。鐘4角では守澤が内に斜行して嘉永泰斗を落車させ、嘉永マークの山田英明も避けきれず巻き込まれた。和田圭は過失走行で、6位入線の守澤は斜行でそれぞれ失格となった。
制したのは鐘先行で逃げ切った新山響平。「出切ってからはマイペース。フレームがカーボンから鉄に替わったけど問題ない」。青森で4日に行われた地区プロ直後だったが、疲労を感じさせない走り。それでも「突っ張りきれずに、ラインに迷惑をかけた」と会見の場に笑顔はなかった。
山田英は頭頂部打撲や背部、臀部擦過傷などで欠場となったが、嘉永は出走を表明。「右ひざを痛めた。苦しい状況だけど古性優作さんは落車してGⅠを勝っている(6月の高松宮記念)。自分も大きくなるために乗り越えていきたい」。誰しもが認める九州のエースへ。地元の主役が気合で苦境を克服してみせる。