【久留米競輪・GⅢ熊本記念】20連勝男の河端朋之がダークホース
河端朋之がヨコも駆使して連勝で準決へ進んだ。終2角、内に詰まったところで中川誠一郎をどかして嘉永泰斗を追走。「あそこは引けませんでした」と、タテ脚だけではなく、勝負どころでは体をぶつけ合う動きもできることを示した。しかもその後の捲りは上がり10秒7。多くの選手が「重い」と口にする今節のバンクで唯一の10秒台をたたき出した。「調子は普通ですよ」と笑うが、初日の久米良が「自分が追走できる許容範囲を超えていた。ショックです」と言うほどのダッシュ。千葉のピスト6では先月、20連勝の新記録を達成。ナショナルチームを離れたが、その豪脚は輝きを増すばかり。SS勢を相手にも通用するはず。
▼12R(河端朋之) 嘉永と郡司をまとめて破るとすれば河端。カマシになると直線で失速することも多いが、捲りなら1着で狙える。5―79―12379、79―5―79。
▼6R(原井博斗) 岡山勢には付かずに単騎を選択。好位に取り付いて、捲り追い込む。2―5=139、2―9―1345。