【久留米競輪・GⅢ熊本記念】ルーキーSプラスは佐藤壮志が番手捲りV
熊本記念の最終日6Rは、123期の7人が単発の企画レース「ルーキーシリーズ2023プラス」を戦った。熊本の佐藤壮志が、同県の半田誠マークから番手捲りで抜け出し、勝利した。
愛媛・松山学院高で同級生だった半田が打鐘でカマして鐘4角先頭。後位の佐藤は2角からタテに踏み、2着の都築巧に4車身差をつけてゴールした。「誠が行ってくれたおかげ。バックまで待とうかとも思ったが、行ける距離から行った」と同県の先導役に感謝した。
熊本記念での開催で、「応援が多くてうれしかった。熊本にいい流れをつくれればと思って走りました。早く先輩たちに交じって走れるように頑張ります」と汗を拭った。体調を崩した時期もあり、チャレンジではまだ優勝2回にとどまっているが、「特別昇班をしたいと思っているので、まず次の大宮は3連勝を狙います」ときっぱり。
熊本競輪場再開後の最初の記念競輪は来年10月。そこに名を連ねているかもしれないスター候補生だ。半田と競い、励まし合って、熊本の新時代を切り開く。