競輪

【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】前期90点で今期A3の宮内善光は「周りに迷惑がられています」

<記者コラム・森川和也の追走一杯>
 前期A1で90.02点を稼いだ宮内善光は、前々期に3度の失格(マイナス9点)を喫して今期はチャレンジ戦に陥落したが、これまでの予選7場所全てで123期とワンツーを決めている。さぞかし脚に余裕があるのだろうと思いきや、「若い子は組み立てや、仕掛けるタイミングをつかめていない。それでいて脚力はすごくあるからマークするのが大変。何とかしのげているけど、人気にもなるから緊張しますね」と、胃が痛くなるような思いをしているそうだ。

 とはいえ追走テクニック、決め脚、番手の仕事のどれをとっても格が違う存在だけに「周りから『迷惑だ』と言われるけど、こっちも(チャレンジに)落ちたくて落ちたわけじゃないんですよ」と苦笑い。新人に切れればファンの信頼を大きく裏切るし、かといって頑張って走れば他選手から迷惑がられる。なんてつらい立場なんだろう。10月に入って今期もいよいよ折り返し。宮内がこれまで通りの活躍を続け、無事に1、2班戦に戻っていくことを願いたい。

 ▼2R(古川大輔)前回武雄(1、7、1着)の初日は予選メインの5Rに組まれて明らかに劣勢だったが、4番手からの強襲劇でシリーズリーダーの児玉虎之介を撃破した。現在のデキなら丸林と互角の勝負も可能で5―13―134。
 ▼7R(米倉剛志―丸山勝也)米倉の直近6場所は全て予選7着。成績も70点を大きく割り込んでいるだけに「初日をどうにかしたい」と躍起で、番手回りの丸山も「悪かった流れを変えたい」と力を込める。内山の番手にはまり込める作戦が組めれば、5―6=2。
 

チャレンジ戦では格が違う宮内善光

 

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