3分戦なら地元の高比良豪に好展開 ミッドナイトF2 【小倉】

小倉競輪(熊本市営)のミッドナイトF2は15日の2日目に準決を行い、各階層の優出者が決まった。
最終日の8Rチャレンジ決勝は、今シリーズ1番時計の11秒3を準決で叩き出した松本秀之慎が連夜の捲りで連続完全Vへ王手。ハイライトの9R1、2班決勝は北日本の阿部架惟都と辺見光輝が別線勝負を選択したことで地元・高比良豪にVチャンスが到来した。
【8R・チャレンジ決勝のコメント】
(1)片折勇輝 捲りを止められずも、中野君と優出できてうれしい。また中野君。
(2)中野真吾 調子は普通だけど、状況を見て感覚良く走れました。自力で。
(3)松本秀之慎 勝てたけど、中団が取れず捲りになったのは反省。自力で。
(4)瀬口 匠 3番手で外に振っていたら、最後は脚がなくなった。片折さん。
(5)土屋 宏 比佐君に何とか食らいつけたね。決勝もまた比佐君に任せる。
(6)比佐宝太 突っ張り先行できずに失敗。新車の感じは悪くなさそう。自力。
(7)倉岡慎太郎 入江君のおかげ。脚の感じはイマイチかな。秀之慎の番手に。
【9R・1、2班決勝のコメント】
(1)高比良豪 初日より重かったし、ラインで決められず技量不足。自分で。
(2)長井妙樹 阿部君が脚を使っての捲りだったから抜けた。阿部君の3番手。
(3)阿部架惟都 捲り切れたけど、まだ本調子ではない。辺見君と別で自力。
(4)星野辰也 3番手の仕事をして優出できたが、余裕がない。辺見君に。
(5)丸山貴秀 差せると思ったが踏み直された。辺見君が強かった。阿部君。
(6)辺見光輝 打鐘からペースで踏めたし、いつも通りに踏み直せた。自力。
(7)清水邦章 3角から吸い込まれるように伸びたし、調子がいい。高比良君。
<各レースの見どころ>
(1R)121期の近藤は組み立てが悪いだけで、脚力は水準以上。ただ真崎は前日にしっかり踏めていて侮れない。
【3連単】ハコ回りの追い込み型が不振だけに、力と力の車券で2=6―15。
(2R)前期A2の入江が力を示したい。中塚は2日目の伸び良好で離れなければ流れ込める。強敵は間違いなく好調な小林に乗る梶原。
【3連単】入江から1―7―2。梶原は2―3―147。
(3R)先行は600勝レーサーの増成で、番手の沢田が仕事をこなした上で差し切る。もちろんタイミングが合えば早川も十分。
【3連単】軸は沢田で4―2―136。早川なら3=1―45。
(4R)来期初S級の田中が先輩の原に託して1勝ゲット。対抗は先手から伸ばす手島。
【3連単】田中と手島の直線勝負で2=1―36。
(5R)北川の逃げ一車。園田は狙われる位置だが、死守した上で差し切れる実力者。
【3連単】園田が逆転して1―3―24。
(6R)久樹、立花は本来なら決勝で連係しなければならない強豪。勢いある地元の勝部は、後ろが小倉の重鎮・中井で突進あるのみ。
【3連単】久樹が押し切って3―1―247。狙いは古川のスジで2―5―1347。
(7R)準決は初日のような切れがなかった上吹越だが、負け戦なら明らかなパワー上位。1番車のここは7番手に下げず、どこかをこじ開けて捲ってほしい。
【3連単】上吹越を信頼したい。1―2―34、1―3―25。
(8R)松本が連続パーフェクト優勝へまっしぐら。中野は比佐の3番手から先捲りを打つのが理想。
【3連単】松本から3―27―267。狙いは比佐の逃げ切り6―5=23。
(9R)3分戦になったことで高比良の捲りに出番が回ってきそうな予感。調子の良さなら間違いなく辺見。
【3連単】高比良が一発を決めて1―345―345。狙いは辺見の逃げ粘りで6=4―135。