【小倉競輪（ミッドナイト）FⅡ】大志を抱くルーキー楠本政明に熱視線

＜記者コラム・森川和也の追走一杯＞

　ルーキー楠本政明が大ケガ明け2場所目の当地で、まずは初勝利を目指す。5月のルーキーシリーズで転倒し、左股関節を脱臼骨折。前回前橋は約100日の欠場を経ての本デビュー初戦だったが結果は5、5、5着と振るわなかった。それでも「練習ではケガをする前よりも速いタイムが出ているので、あとはレース経験を積んでいくだけ」と、明るく前向きに話す。
　三段跳びの選手として2年前の日本選手権で8位に入ったが、サラリーマンとの両立は厳しく競輪の世界に飛び込んだ。現在はまだ65点しかないが「いつかはS級S班になりたい」と希望に満ちあふれる好青年に注目したい。▼1Rで戦う三浦はケガ明け復帰戦だけに、練習の力を出せれば互角以上の戦いはできる。7＝5―4、5―4―7。
▼8R（松下綾馬）今月13日に行われた中国地区プロで4キロ個人追い抜きのチャンピオンに輝いた。同タイプの岡田を後手に回せば波乱を呼べるかも。6＝7―3、7＝3―6。