【競輪】九州地区プロ チームスプリントは長崎が連覇
【チームスプリント】
①長崎(井上昌己、梅崎隆介、佐藤幸治)1分15秒220
②大分(甲斐俊祐、阿部将大、長松空吾)1分15秒681
③熊本(緒方将樹、佐藤壮志、上田尭弥)1分16秒993
五輪銀メダリストの井上昌己を第1走者に据えた長崎が、2年越しの連覇を果たした。井上は全プロの権利を得て、メダリストの特権で来年の寛仁親王牌の出場権を手にした。
「1走はきついですよ。パワーを乗せて走らないといけないので。大ギヤでトルク練習をやりました」とゼロ発進からの加速力を発揮した。3走の佐藤幸治は「井上さんの伸びはすごかった。ヤバかった。練習以上の脚。おかげで前回の武雄より2秒早い」と舌を巻いた。その加速にも離れず追走したのが、鎖骨骨折から調子の上がらない平尾一晃に変わって第2走者を務めた梅崎隆介。「1キロを走って、そこから体力が回復しないままだった。でも何とか優勝できたし、井上さんと走れてうれしかった」。練習も共にする井上と優勝を分かち合えたことに満足そうだった。