競輪

【別府競輪(モーニング)FⅡ】本当に徒歩で来た丹波孝佑

<記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々>
 前検日、近畿地区の選手同士が検車場で顔を合わせて「よろしく」とあいさつ。続けて、「何に乗って来ました?」「飛行機とバス」「僕は電車」

 そんな会話をしているところに、横から「歩いてくるわけないしね」と冷やかしが入ったところ、会話の輪にいた丹波孝佑(大阪)から「僕は歩いてきましたよ」とまさかの一言。確かに、徒歩で門を入ってくる姿を私は見た。

 詳しく聞くと、「最寄り駅で特急を下りたらタクシーが1台だけで、自分たちは5人。自分は年齢も下なので4人を送り出して、タクシーが戻るのを待つより早いかなと思って歩いて来ました」。

 さすがに全行程が徒歩のわけはないが、荷物を持っての約1キロをいとわなかった。後輩としての折り目の正しさもそうだが、そんな一つ一つの行動も、地脚に優れた実直な競走スタイルにつながっている気がして、ほほ笑ましかった。いい人間性をお持ちだな~。

 ▼2R 丹波が逃げ粘って1着で予選突破へ。2-147-1347。
 ▼5R 松本は丹波とは逆にダッシュがいい。カマシ逃げか捲りで昼田の2、3着に食い込むか。1-5=234。

先輩にタクシーを譲って自らは徒歩で競輪場入りした丹波孝佑
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