【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】山口伊吹「今回こそチャンス」小倉初Vと賞金アップ狙う
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
山口伊吹がやる気満々で参戦だ。来年4月に久留米で開催されるGⅠオールガールズクラシックの主な選抜方法が今年2月から来年1月までの賞金額順とあって、「出場できるように一戦一戦、頑張らないといけないですね」と張り切っている。
これまで小倉は11場所出走してパーフェクト優出を継続中だけに、報道陣から「相性はいいよね?」と振られたが、「一度も優勝したことがないし、そこまで良くないかも…」と苦笑い。とはいえ「9月の平塚から車輪を換えてから自転車が伸びていて調子は悪くないし、今回の小倉はチャンスと思って頑張ります」。シリーズリーダーは52.94点の山口真未で、52.90点の山口伊は2番手。地元地区のGⅠ出走を目標に立てて臨む今節こそは、12度目の正直?を成し遂げる好機だ。
▼4R(高比良豪)この1年間で成績を15点も下げてしまったが、直近は補充を含めた3場所で2勝をマーク。「やっと動きに余裕が出てきた」とトンネルの出口が見えつつある。地元の宮本龍一が飛び付きを含めた攻めで中団以内を確保なら直線外を伸びる。2―4=5、1―5=23。
▼7R(高木和仁)「自分の方が点数は上だけど古川(貴之)君には世話になっているし、話し合いをする必要はない。自分が九州の3番手を回ります」ときっぱりだが、S級点のボーダー付近で一つでも上の着を取りたいのは事実。松本憲斗が4角先頭の走りを見せてくれれば、3番手から中を強襲して1=3―67、2―3=1。
