【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】前受けから逃げて3場所連続初日2着の五味田奈穂「作戦がはまった」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
ガールズ予選1の1Rは、前受けから逃げた五味田奈穂が2着に粘る健闘を見せた。号砲でSをいち早く取ると、鐘4角から叩いてきた内野艶和を出させずに主導権キープ。その内野の後ろから仕掛けた岩崎ゆみこには捲られたが終始、五味田を追走していた山口伊吹には差させなかった。
「考えていた作戦がはまったし、とにかく力を出し切ろうとした結果です」と自分で展開をつくり上げてのレースに満足げだったが、問題は次の戦いだ。「優出した前回、前々回も初日に2着だったけど2日目が5着。だから今回は一つでも着を良くして決勝に進みたい」。九州に来たことが初めてで、豚骨ラーメンのおいしさに感動していたルーキー五味田が、予選2も「名刺代わり」の積極策で大いにアピールする。▼2Rは、捲る山口真未に猛抵抗で1=4―23、1―23―4。
▼5R(高比良豪)初日予選は番手発進で1着。準決は相手が大幅に強化されるが、単騎の特性を最大限に生かしての捲り追い込みで3着に浮上する。123―123―6。
