【玉野競輪・GⅢ防府開設記念】清水裕友が前人未到の6連覇
玉野競輪での代替開催だった、防府競輪のGⅢ開設74周年記念「周防国府杯争奪戦in玉野」は5日、決勝戦を行い、清水裕友(28)=山口・105期・S1=が、中四国3番手回りから鋭脚を繰り出して1着。昨年月の防府記念以来、通算9回目のGⅢ優勝を飾り、賞金500万円を獲得。前人未到の防府記念6連覇を達成した。犬伏湧也マークから番手捲りの取鳥雄吾が2着、清水追走の松浦悠士が3着に入り、中国トリオで上位を独占した。4日間の総売上額は56億1781万3000円で目標の51億円を大きく上回った。
■ヒーロー
レースは犬伏先陣の中四国勢が前受け。赤板前に高久保-村上が上昇したが、犬伏が突っ張り先行。京都コンビが失速すると、次は最終2角手前から古性が踏み上げてきた。2角過ぎに取鳥が番手捲りを敢行し、清水は古性をブロック。最後は取鳥をかわした清水が先頭でゴールした。
「それぞれが仕事をして、ゴールで勝負ができました」と中四国勢の絆で優勝できたことを強調。「防府記念はいつもプレッシャーに負けそうな感じになりますが、玉野で肩の力が抜け、リラックスできました」と代替開催が奏功したようだ。
賞金ランクは6位。KEIRINグランプリ出場はほぼ手中でも「もちろん競輪祭(GⅠ=21~26日・小倉)で優勝して出ます」とキッパリ。防府記念6連覇で勢いづいた清水は、小倉の夜でも大暴れだ。