【佐世保競輪（モーニング）FⅡ】渋谷海が先輩の助言で快ショット

　準決6RはHS前6番手から仕掛けた渋谷海が2着。逃げる菅野航基をひとのみし、ワンツーを決めた吉川嘉斗とともに優出切符を手にした。
　「実は地元戦だった前回（高松4、1、決勝6着）の参加前に右太ももを肉離れして…。そのときの決勝は真鍋（智寛）君の番手で優勝するチャンスだったけど、突っ張り先行に離れてしまって恥ずかしかった」と、痛恨のレースを思い出して顔を赤くした。
　中4日で迎えた今回も状態はそこまで戻っていなかったが、そこで船曳義之の助言がドンピシャで効いた。「『何も考えずに、詰まったら行けばいいんだよ』って言ってもらえて、そうだなって。自分の中では距離は長かったけど（苦笑）」。準決の捲りは勇気を与えてくれた先輩への感謝の一撃だった。