【小倉競輪（ミッドナイト）FⅡ】佐藤健太は右目にハンデ負うも「練習でカバーできている」

＜記者コラム・森川和也の追走一杯＞

　慣れというのは本当にすごいものだ。佐藤健太はアマ時代に患った緑内障の症状が今年に入って悪化。右目の視野がやや狭くなっているというが、レーススタイルは「前々、何でも」と変わらない。「距離感が取りづらいと思われるかもしれないけど、そこは練習で十分にカバーできている」。かつてペダルのこぎ方を忘れてしまう『イップス』を乗り切った根性マンの佐藤からすれば、右目のハンデくらいは「どうってことないですよ」と頼もしい。▼特選9Rは、久留米の先輩の中園和剛に前を任されて「自分でやります」ときっぱり。中団以内をキープして2人で確定板に載る。5―7＝4、3―7＝4。
▼2R（菅原洋輔）仕掛けのポイントを熟知している自力巧者が、新人の櫻木と逃げれば強い野上の攻防を見極めて浮上。1―4―5、1―4＝36。