初日A級特選は田中勇二が勝利 ミッドナイトF2 【小倉】
小倉競輪のF2ミッドナイトが26日に開幕した。9RのA級初日特選は、畝木努が突っ張り先行からペース駆け。田中は5番手捲りの後藤悠を3角手前のけん制で止めて、直線では抜け出して白星発進を決めた。快勝発進に「畝木君がうまく駆けてくれた。自分の感じはいつも通り変わらず」と振り返った。畝木は「体調不良明け2節目だが、まだまだ全然ダメ」。それでも、しっかり動けていた印象で、2日目の準決勝は修正して田中とのワンツーに期待する。
チャレンジ戦は、1Rで甲斐俊祐が悠々と押し切って初戦を勝利。レース後は「初めての小倉バンクだったが、ペースが難しかった。それでも、VTRを見ると問題はなさそう。脚の感じも良かったです」と好感触。4Rは、今場所に特班が懸かる山本浩成が7連勝目。「ラインで決めることはできなかったが、出切るところも余裕があった。初日はいつも疲れているが、日に日に良くなるし、状態は問題ない」と振り返った。
<各レースの見どころ>
(1R)互角の2分戦。車番いい北日本ラインが前受けから九州勢をけん制。坂本がマイペースに踏み上げるだけ。阿部の差し目は一考。
【3連単】1=5-342。
(2R)病欠明けで本調子ではない中山だが、4車の厚みも味方にパワー駆け。喜納が食らいついて九州勢で独占。
【3連単】1=2-437。
(3R)121期3人が入り乱れそうで、混戦模様。3車の厚みある小坂が突っ張り先行とみて、最後は松田がブスリ。それでも昼田、甲斐の首位も十分狙えそう。
【3連単】1-523-5234。
(4R)特班へあと2勝に迫った山本だが、「状態はいつも日に日に良くなる」なら、ここは添田に先手を譲っても豪快に捲ってねじ伏せる。中園は追走に集中。
【3連単】1-24-2437。
(5R)機動型が並んだ沖縄コンビが魅力。最後は安谷屋が差す。池川は「今回はしっかり練習をやってきた」と、初日は単騎捲り不発だったがデキは悪くなさそう。
【3連単】1-24-2435。
(6R)接戦模様だが、点数上位の板崎がカマシ先行。藤原が好追して差し脚を発揮する。川野ペースなら片山に勝機。
【3連単】1-36-3624。
(7R)境のスピードをもらい、田中が直線伸ばす。だがすんなり荒木が先行できそうで、境の仕掛けが遅れれば東日本勢での決着は十分。
【3連単】1-63-6342。
(8R)特選コンビが強烈。隊列4車と厚みも十分で、後藤は逃げても捲りでも豪快に踏み上げる。
【3連単】1-25-2543。
(9R)初日特選の再現。畝木が果敢に駆けて田中がきっちり差す。ズブズブもありそうで西田の2着は押さえたい。
【3連単】1-24-2435。