競輪

【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】大槇大介「僕は何もしていない」と謙そんも見事な番手仕事で1着

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 開幕1Rは、本来は機動型の大槇大介がマーク選手も顔負けの仕事ぶりを披露した上で、白星もゲットした。「宮道(良輔)君が全て一人でやってくれましたね。突っ張ってからもペースが速くて大丈夫かなと心配だったけど、最後もしっかりと踏み直していた。僕は何もしていないですよ」と、前々へ攻め切った弱冠20歳のルーキーにまるで追い込み選手のような口ぶりで最大の賛辞を贈った。
 「マークするのはいつも(の自力勝負)と違うし、見よう見まねっていうか、何となくで走った感じ」。抑えようとした石川航大に対して赤板過ぎに軽いけん制のジャブを繰り出した後は、強引に巻き返しを図ってきた鐘3半でも石川をイエローラインの外を走らせるようにアシスト。残り1周を待たずワンツー態勢を整えると、ゴール前では軽く蛇行しながらチョイ差しと完璧な仕事ぶりだった。「番手回りが得意とかそんなのは分からないけど、イメージ通りにはできたかな」。今期は前々期の失格でA3に出戻っているが、先輩としての威厳は十分だった。▼準決3Rも再び宮道の番手で好ガード。1―23―235。
▼7R(篠田幸希)特班後の2場所は準決で敗退しているがパワー自体は足りている。この一戦は、自力が出そうにない佐藤健太が篠田の後位に切り込めば1着での決勝入りも十分で6―123―123。

番手できっちりと仕事をした大槇大介

 

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