【別府競輪(モーニング)FⅡ】奈良基「競輪は何があるか分からないですね」V候補撃破にビックリ
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
チャレンジ予選のラスト5Rは、69点しかない伏兵の奈良基がシリーズリーダーの田中会心を捲って大金星。「いやぁ、あんなことが起こるなんて。競輪は何があるか分からないですね」と、自らが演出した大波乱に目を白黒させた。
前回からハンドルの幅を狭めて「バタバタすることがなくなった」ことが良かったのか、終2角手前の6番手から反撃捲りを打つと「自転車が吸い込まれるように進みました」。踏むごとにぐんぐんと加速し、ゴール直前で田中をとらえた。この1着で通算99勝。今節中に『節目達成』となるか、残り2日間も目が離せない。
▼2R(竹下翔)今年限りで選手生活を終えるが、まだタテに踏む力を十分に残している。2分戦でライン同士が消耗し合えば、単騎の一撃があってもおかしくはない。6―3―457、6―5―123。
▼5R(荘田竜斗)初日は半田誠を差せず2着も、スムーズな追走ができていて状態は良さそう。田中が突っ張り先行で末を少しでも欠けば逆転まであるか。1―4=3、1―4―27。
