【小倉競輪（ナイター）GⅠ競輪祭】寺崎浩平は競輪一本に絞り白星街道

　寺崎浩平が、上々の再出発を切った。先日、ナショナルチーム（NT）からの引退を表明。気持ちをぶつけた8月の世界選手権で思い通りの成績が出なかったこともあり、競輪一本での出直しを決めた。直後の福井FⅠで完全V。そしてGⅠでも白星発進で、NT引退後は負けなし4連勝だ。

　過去の競輪祭では3年連続で1予の2走を大敗していた。「この大会だけ、とび散らかすんですよ」と苦笑いしたが、今回は今までとは違う。豪快な捲りで快勝発進。1予突破へ大きく前進した。

　妻の寺崎舞織（112期）が先月出産。2児の父となった。「12月には福井に拠点を移して、競輪のトレーニングをしっかりやる」。五輪金メダルから競輪界のトップへとターゲットを変更。脇本雄太に続く福井の英雄へと歩み続ける。

　▼4R（稲川翔）　北井との先行争いに寺崎が勝てば勝機。3―9＝12457。

　▼11R（山原さくら）　初戦敗退だったが、2日目は児玉碧衣を破って特選に進んだ。調子そのものは良さそう。7―12―全。