【久留米競輪(ナイター)FⅠ】脇本勇希 冷え込みで気管支炎を克服、準決突破へ
脇本勇希が主導権を取って、近畿の確定板独占に貢献した。前回は気管支炎で欠場。前検日には「呼吸器系なので苦しいし、一週間ほど練習できなかった。その後は1週間練習したので、ある程度戻せたとは思いますけど」と不安な表情だった。
初日10R、脇本は畑段嵐士―山本巨樹を連れて打鐘カマシ。門田凌が2角捲りで追ってきたが、3番手にさえ届く気配はないほどの好回転。畑段には差されたが、しっかり2着に残って見せた。「気管支炎の影響は思ったよりなかった。選手紹介のときのバンクの軽さで、行けるかなと思った」と手応え十分。「寒さがむしろ、のどにいいのかもしれない」と冷え込みも歓迎した。
5月上旬に決勝に乗って以来、8度の準決ですべて敗退中。「何より準決が大事。疲れたので今晩はたっぷり寝ます。昼間で寝続けます」。約7カ月ぶりの準決突破へ、体力回復に努める。