初日特選9Rは坂本修一が本命 ミッドナイトF2【小倉】

小倉競輪のミッドナイトF2「オッズパーク杯」が5日、幕を開ける。初日メインは9RのA級特選。唯一の100点オーバー坂本修一が本命。それでも、張野幸聖を先頭とした中近勢3車も魅力十分。自力勝負の渡辺豪大も侮れない存在だ。予選組では、特別昇班後の初戦でVを果たした121期の末広快理から目が離せない。チャレンジは121期の4人が中心。
【9R初日特選のコメント】
(1)坂本修一 「近況は着取りは悪くないけど、自力も出せていないし、調子はそこまで良くないですね。滝本君に任せる」。
(2)小嶋敬二 「直前は雪が多くて練習量は少ないかも。それでも状態は変わらずで、悪くないと思う。張野君が頑張ると言っているし、ここは付きますよ」。
(3)渡辺豪大「腰痛がなかなか治らず、練習も思ったようにできていない。それでもできることはしっかり準備してきた。自力です」。
(4)張野幸聖 「練習はまずまずできている。しっかり先行して勝てるようになることが今の目標。小嶋さんが付いてくれてるし、しっかり自力を出し切る」。
(5)加倉正義 「近況は、思ったような練習もできていないし、大きな上積みはないかな。状態は変わらずだと思う。渡辺君の番手で、初連係」。
(6)滝本泰行 「前場所の決勝3着はたまたま。1月の序盤に体調を崩してからは、なかなか調子が戻ってこない。自力」。
(7)土岐幹多 「少し前に虫歯の治療が終わってからは、調子が上向いてきている。直前練習の感じも良かった。小嶋さんの後ろを回る」。
<各レースの見どころ>
(1R)苦戦が続く長谷川だが「少しずつ良くなってきている」。カマシや捲りは苦手意識ありで、先行基本に立ち回るなら、番手の北村に展開は絶好。
【3連単】1ー3ー26。2場所連続で準決に乗っている北野の一発は魅力。2ー16ー1635。
(2R)前場所は決勝を逃した矢部だが「かなり疲れがたまっていた」。今回はしっかりケアして体調は万全。主導権を譲らずそのまま押し切りへ。
【3連単】3ー14ー142。矢部と中嶋が踏み合えば、五反田の捲り一発が怖い。6ー135ー全。
(3R)今年最初の開催はインフルエンザで欠場し、前場所の久留米では決勝を外した長松だが、「今回はしっかり練習もできて、体調も整えてきた」なら、田中ー磯田を連れて豪快に踏み上げるだけ。
【3連単】2ー3ー164。決まり手が付いていないが、岡嶋の一発は魅力。1ー36ー全。
(4R)中川は小倉では6連勝中。しかも、師匠の吉岡稔真さん(65期=引退)から「そろそろ特昇しろ」とハッパを掛けられきた。初戦から気合は十分だ。何でもできる舟元は、中川の番手に粘り込みも狙ってきそうな気配。
【3連単】1ー2ー345。舟元の粘り込みを一考して、1ー5ー2367。
(5R)松田は「前々、自力自在」のコメント。好位を確保して早めの仕掛けか。このスピードに乗って米原が直線で伸ばす。別線で要警戒は山崎。1月は開催が詰まって練習不足気味だったが、今回は「やっとしっかり練習をやってこれた」そうで、本調子なら抵抗は十分だ。
【3連単】1=3ー245。復調なら山崎が怖い。4ー12ー1235。
(6R)芳野は「前回も宮崎さんには付いていないし、自分で自在にやる」と、点数上位の意地で梶応を連れ込む。それでも混戦模様で、ここは宮崎からも狙えるし、白浜の頑張りで地元の加藤にも展開十分だ。
【3連単】1ー4ー235。宮崎と加藤のアタマも手広く狙いたい。3ー127ー全、2ー134ー全。
(7R)天野は「腰痛も癒えて、練習もしっかりできた」。迷わず駆ければ、前期S級を走っていた城戸崎がきっちり差す。自力勝負が基本の安本だが、番手への飛びつきも一考したい。
【3連単】1ー326ー3265。
(8R)特別昇班初戦でVの末広快理は、「1、2班でも戦える自信はついた」。隊列も4車と厚み十分で、小林を連れて豪快に踏み上げるだけだ。
【3連単】5ー1ー263。
(9R)互角の3分戦。滝本が不発になっても坂本が自分でタテに踏んで決着。それでも、張野ー小嶋の機動型2車に土岐まで続いた中近勢も差はない。近況は点数を落とした渡辺も「少しずつ良くなってきている」ので、侮れない存在だ。
【3連単】1ー23ー2345。狙いは小嶋と渡辺のアタマから。2ー147ー全、3ー125ー全。