競輪

初日特選は地元の渡辺豪大が勝利 ミッドナイトF2 【小倉】

初日特選を制した渡辺豪大
初日特選を制した渡辺豪大

 小倉競輪のF2ミッドナイトが5日に開幕した。9RのA級初日特選は、渡辺豪大が6番手から豪快捲り。直線で大外から伸びて白星発進を決めた。2着は滝本泰行の番手からタテに踏んだ坂本修一が粘って、3着には3番手から先に捲った張野幸聖が入線した。

 勝った渡辺は「張野君がもっと行くと思ったし、想定外の展開。加倉さんには申し訳なかった」と勝利を飾ったものの、ラインで決められなかったことを反省。2日目の準決勝は、再び加倉との連係で、今度こそラインでの決着を誓った。

 また5Rでは、柳沢達也が昨年3月以来の勝利。予選の勝利は2021年5月のチャレンジ戦以来となった。柳沢は「山崎君が頑張ってくれたおかげ。それでも1着は出来過ぎ。最近の調子がいいことを物語っていますね」とにっこり。準決勝は8Rに出走で、位置を決めずのコメント。状態がいいだけに、展開をうまく見定めて上位食い込みなるかに注目したい。

 チャレンジは、中川聖大、長松大祐、矢部駿人の121期3人が白星発進。4Rを制した中川は、「ラインで決めることができず悔しい。突っ張るつもりだったが、大平君の勢いが良くて出させてしまった」と内容を反省。それでも前場所に続きこれで7連勝。特別昇班へあと2勝に迫った。

<各レースの見どころ>

 (1R)初日の岡嶋は「ふかしすぎて失敗した」。それでも、しっかり練習はできており、動きも悪くない様子。吉田は、隊列の長さを味方に、ペースに持ち込めれば九州勢独占も。
【3連単】1-24-243。九州勢の上位独占を一考して4=2-3。

 (2R)長谷川は「末脚にまだまだ課題あり」。ここは点数上位の大川が、舟元を好リードして差す。五反田次第で松丸に好展開だ。
【3連単】1-3-256。松丸のアタマから狙って2-135-135。

 (3R)121期両者の争い。長松は「前回よりも感じがいい」なら、無理に主導権取りに動かず捲りに構えても一撃が決まりそう。矢部の押し切りも互角で、この両者の折り返しが中心。
【3連単】1=2-345。

 (4R)中川の脚力が一枚も二枚も上。ここもしっかり勝って特別昇班に王手をかける。中嶋の初日は「前に出切ることだけを考えて走った」と前回の失敗点をクリア。状態は悪くないだけに、ふたたび積極駆けなら北村に展開が向くかも。
【3連単】3-21-21。

 (5R)宮崎と松田の一騎打ち。宮崎が脚力で一歩リード。それでも宮崎は初日に脚をかなり使っていて、疲れが残っていれば、松田の逆転も十分か。
【3連単】1-2-374。松田のアタマから狙って2-1-374。

 (6R)白浜のスピードをもらい、城戸崎が決め脚を発揮。屋宜まで流れ込みズブズブ。初日は逃げて4着に沈んだ山崎だが、「しっかり練習もやってきて、最近にないくらい調子が良さそう」。ここは一発を狙ってみたい。
【3連単】1-3-245。狙いは山崎のアタマで2-13-1345。

 (7R)初日特選は渡辺の捲り追い込みに敗れた坂本。ここは自在戦を選択し、タテ脚を生かしてきっちり追い込む。張野の動きも悪くなく、特選で対戦した坂本も「張野君が強かった」と評価。ここは小林との上位独占も狙ってみたい。
【3連単】1-23-235を本線に、狙いは2=3-154。

 (8R)小嶋は28年ぶりのA級戦。初日は張野に任せたが、準決はいつも通りの自力勝負。百戦錬磨の大ベテランが、パワーでねじ伏せるとみた。特選同様に滝本の主導権なら芳野に勝機到来か。
【3連単】1-3-42。初日1着で状態がいい柳沢の上位入着が狙い。1-7-全。1-全-7

 (9R)特選はラインで決めることができなかった渡辺。再び加倉との連係で、今度こそは加倉を連れ込むことを考えて走るか。それでも、昇班後も元気いっぱいなのは末広。初の小倉バンクも「走りやすいし、ドームは好き」。渡辺とも互角に渡り合えそうだ。
【3連単】1-26-264に、末広のアタマも押さえたい。6-124-124。

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