競輪

渡辺豪大と矢部駿人がともに完全優勝 ミッドナイトF2 【小倉】

地元で久々の優勝を飾った渡辺豪大
地元で久々の優勝を飾った渡辺豪大

 小倉競輪のF2ミッドナイトは最終日の7日、8Rでチャレンジ決勝、9RでA級1、2班戦の決勝を行い、チャレンジは矢部駿人(24)=岡山、1、2班戦は渡辺豪大(33)=福岡=がともに完全優勝を飾った。8連勝でチャレンジ決勝に臨んだ中川聖大は4着。特別昇班はならなかった。

 チャレンジ決勝は、矢部が前受けから先行態勢。特別昇班を懸けた中川は4番手の外並走から捲ろうとしたが1車も出ずに不発。マイペースに踏み上げた矢部が逃げ切って、完全Vのおまけ付きでの初優勝。

 矢部はレース後のインタビューで「自分の初優勝もあったが、ラインで独占できればいいと思い、思い切っていった。勝ったのもうれしいが、ラインで上位独占できたのが一番うれしい。小倉バンクは走りやすかった」。続けて、「応援ありがとうございました」とファンに感謝を述べ、「次節の取手でも優勝できるように頑張ります」と早くも気を引き締めた。

 A級1、2班戦は、単騎の末広快理が前受け。赤板で抑えた張野幸聖に後続の小嶋敬二が離れ、再連結を図ったが末広に阻まれて失敗。張野-末広-渡辺で最終HSに入ったところで、2番手にいた末広がインから主導権を奪い返して豪快スパート。末広―張野-渡辺で4角を通過し、番手張野が抜け出しを図ったが、3番手渡辺がその外を伸びて先頭まで突き抜けた。

 矢部と同じく完全Vを飾った渡辺は「予定していた展開と違ったが・・・。末広君がどう走るか分からなかった。(最終HSで)付いていけばもっと楽に勝てたし、加倉さんまで連れ込めたのかな」と反省の第一声。それでも3日間を振り返って「小倉で久々に優勝できてうれしい」と喜び、さらに「次の別府(2月15日~)でも完全優勝できるように頑張ります」と締めくくり、引き続きの活躍を誓った。

【次回小倉ミッドナイト開催】
2月18~20日(A級1、2班戦、ガールズ戦)

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