【久留米競輪(ナイター)FⅠ】吉田有希が強豪メンバーを相手に「爪痕じゃなくて傷跡を残せるように」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
初日のS級12R特選は、先月末のGⅠ競輪祭に出場した強豪が6人も集結。このメンバーをしかと確認した吉田有希は「爪痕じゃなくて、傷跡を残せるように頑張りたい」と不敵な笑みを浮かべた。
その自信の源はフレームにあり。前回競輪祭の前半3走は新車投入が裏目に出て7、9、8着だったが、残りの2走は前々回の別府FⅠを制したフレームに戻して1、2着。「自力を出して、しっかりと成績をまとめられた」と軌道修正に成功した。
この一戦は、まずは寺崎浩平、町田太我との機動力比べになるが「フレームのセッティングは煮詰まっている。あとは年末に向けて、もっとなじませていくだけ」と主導権争いだけでなく、年末のヤンググランプリにも目を向けていた。▼12Rは、吉田が強引に駆ければ番手の成田和也が豪腕ぶりでワンツースリー態勢に持ち込む。2―56―56。
▼6R(鈴木奈央)来年4月、当地で行われるGⅠオールガールズクラシックの出場権獲得に向けて正念場で「いま賞金額でギリギリのところにいるから頑張りたい。あと追加配分も欲しいです」。執念で奥井を撃破なら2―7―全。