競輪

【久留米競輪(ナイター)FⅠ】梅崎隆介は「全てが中途半端」の失敗レースでも一筋の光

<記者コラム・森川和也の追走一杯>
 A級予選3Rは梅崎隆介が1半捲りで順当に制したが、レース後は反省しきり。「後ろ攻めから中団の林(史也)さんをフタするつもりが遅くてできなかったし、4角からの下りを使って仕掛けることもできなかった。やること全てが中途半端だった」。激しい雨の中のナイター戦。視界が狭くなり、仕掛けにくくなっていたことは言い訳にしなかった。

 それでも一筋の光が確かに見えた。「井上(昌己)さんには練習のようにやれって言われていたから、ウォーミングアップでリラックスするように心がけたら、レースで肩の力がうまく抜けていました」。梅崎の最大のテーマは、練習で出せる力を本番でどうやって発揮するか。失敗レースの中で得た新たな感覚を、残り2日間で確かなものに変えていく。▼準決3Rはラインの総合力で東ラインに劣るが、ポテンシャルは負けていない。3―127―127。

 ▼11R(中嶋宣成)前回は足の肉離れで途中欠場したが、「ケガは問題ないし、むしろ調子はいい。新車の感じも悪くない」。ぶっち切る町田を追って連圏内に粘れば2―3=5。

「肩の力は抜けていた」と好感触だった梅崎隆介
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