【佐世保競輪・GⅢ開設記念】嘉永泰斗が欠場で荒井崇博が「わがまま言う」
今年の2月に長崎に移籍した荒井崇博が、地元記念としては初めての佐世保記念を走る。今回に向けては「いつもと何も変わらない」と平静を装ったが、そんな気持ちではないはず。佐賀時代はどんなに調子が悪くてもきっちりと仕上げ、武雄では5度GⅢを制覇してきた。今回の抱負は「特選に乗れたし、それなりの走りをしないといけない」。それなりとは決勝進出だろうが、狙うはもちろんV。昨年は4度ビッグ決勝に乗ったが、今年はゼロ。最後に地元記念制覇で今年のグレードレースを締めくくりたいはずだ。
初日特選は嘉永泰斗の番手となるはずだったが、その嘉永がインフルエンザで欠場。ここ数年、信頼関係を築いてきた嘉永と連係できずさびしそうだったが、そこは目標を切り替えて「地元のわがままで、北井君へ」と初連係となる東日本を代表する先行選手をマークする。北井も「付いてくださるのは期待の表れだと思う。しっかり力を出し切る」。最西端の競輪場での東西連係で、ワンツースタートに意欲十分だ。
▼8R(佐藤幸治) 荒井、井上昌己らと練習を共にする平尾も気合満点。番手の佐藤が恵まれる。2―189―1789、2―7―1。
▼2R(久島尚樹) 来期はS1で、GⅠ全日本選抜出場を決めている。10月には和歌山FⅠでS級初V。見事な追い込みだった。ここも金ケ江の捲りを差す。2―9=13567。