【佐世保競輪・GⅢ開設記念】佐々木龍 第二の故郷で奮闘
佐々木龍が2場所連続の記念決勝入りを目指す。2日目6Rは鐘カマシ先行の渡邉一成マークから2着。「一成さんが強かった。一成さんのおかげです」と大先輩に感謝しきりだった。
佐々木にとって長崎は第二の故郷。「競輪学校(現養成所)に合格する前に佐世保バンクなどで練習していました」。自転車競技の強豪・鹿町工業高に職員として勤務。既にアマ選手として活躍していた佐々木は生徒に指導する傍ら、競輪学校合格を夢見て教え子らとともに汗を流した。
準決10Rは北井佑季の番手回り。「北井さんの番手は初めて」と輪界を代表する先行選手をマークするだけに、やや緊張した表情。「最近は佐世保記念に向けて調整していた。何とか決勝には乗りたい」。2年前の当地記念も準決入りしたが、失格で涙をのんだ。今度こそ決勝に勝ち上がる。