競輪

【佐世保競輪・GⅢ開設記念】北井佑季 スタンド改修で風を浴びても〝圧逃〟

 2日目8R、北井佑季が突っ張り先行から逃げ切った。赤板から2周、風を切りながらも、マークの佐々木雄一に抜かれない、11秒4で上がる〝圧逃劇〟。「初日より風が強かった。バック向かい風なのに、ホームは追い風ではない」と状況は厳しかった。ホーム側のメインスタンドが再建のため撤去されている影響も大きそうだ。

 それでも、「自分の走りができた。突っ張り先行で踏み過ぎると引かれてまたカマシが来る。踏まないと突っ張れない。中団並走になるペースで走れた」。先行を重ねる中で、ただ逃げるだけでなく、絶妙のペースで風を切ることができるようになってきた。カマシが来ないと分かればマイペースで運行して、最後も踏み直せる。

 佐世保で走るのは2年前、単発のレインボーカップチャレンジファイナルで優勝して以来、2度目。「その時は、もっとお客さんがいたんですけどね。ヤジも含めて声援が力になるので、少し寂しいですね」。メインスタンドがないのは北井にとっては悪条件だが、それをものともしない走りを準決でも見せるはずだ。

 ▼10R(北井佑季) 九州は5車連結。手ごわい敵に対抗しようと、いつにも増して気合が入るはず。3―24―2467、4―3=12。

 ▼11R(久島尚樹) 連係する立部とともに好調維持。立部が坂井に抵抗できれば、後位の松岡と決勝への抜け出しを決める。3=7―1256、37―5―37。

スタンド改修中の佐世保バンク
2日目8Rを逃げ切った北井佑季
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