【佐世保競輪・GⅢ開設記念】井上昌己 懸命な追い上げ及ばず準V
長崎の英雄・井上昌己の追い上げは一歩届かなかった。
無傷の3連勝で決勝に進み、九州5車ラインの4番手で出走。道中は別線の東ラインの分断策に遭って、荒井崇博らとの連係が外れた。それでも、終HSで荒井後位に入った平原康多の外まで追い上げると、終3角で荒井の後ろを奪取。捲る荒井を追走して直線で差し切りを図った。だが懸命なハンドル投げも及ばず、準優勝に終わった。
ともに練習を重ねてきた盟友の優勝を喜びながらも、「精いっぱい頑張れたと思う。力が足りなかった」と、やや残念な表情。ただ、4日間とも全盛期をほうふつとするタテ脚を発揮。来年こそ、2015年以来のGⅢ制覇を予感させる走りだった。
小川真太郎(3着)「着順を拾いに行っただけでした。悔しいですね」
平原康多(4着)「厳しい展開になることは分かっていた。自分は仕掛けが遅かったと思う。(一旦SSラストランにも)競輪は最後じゃないんで」