【久留米競輪・FⅠ】地元開催の松本秀之慎がロング叩きで5連勝「寒かったけど体はしっかりと動いていた」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
A級予選4Rは、松本秀之慎が鐘3半4番手からのロングスパート。九州2車で上位独占を果たした。「後ろで立石(拓也)さんが粘られていたので、踏み過ぎないで2角まで待ってから」一気に加速。立石はその出脚に離れてしまったが、結果的に下り坂を使えたことで夏目新吾に踏み勝って2着をキープできた。
実は前検前日にシューズが破損。いきなり新しいモノを投入したが、「思ったよりも悪くなかったし、大丈夫そうですね」と不安は一掃。「寒かったけど体はしっかりと動いていたので、前回と同じくらいのデキ。準決も勝てるように頑張ります」。完全Vを飾った川崎を挟んで5連勝。秀之慎の勢いが止まらない。
▼3R(小峰烈)前回西武園の大叩きで点数を下げたが、「それでも特選に乗れたし、佐々木(吉徳)について行って2着。言うことなしだね」とご満悦。準決は「自分で何でもやる」番組構成で厳しいが、好枠を存分に生かして勝ち上がる。27=1―5、3―1=2。
▼10R(杉森輝大)初日特選は伸び足りなさに不満げだったが、「2日目からいつも上向くので」と、優出勝負へ前を向く。武田亮が逃げてくれれば仕事をしながら抜け出して1=5―2、1=3―4。