【立川競輪・グランプリシリーズ】尾方真生「そのうちいつかは優勝できる」

今年のグランプリシリーズは、残念ながら九州勢の出場が乏しい。ヤンググランプリとKEIRINグランプリには誰も出走できなかった。これは2020年以来3年ぶり。だがその時は、唯一九州からガールズグランプリに出走した児玉碧衣が大会3連覇。偉業を達成し、一人で九州を背負ってくれた。
今回は児玉とともに尾方真生が走る。尾方は3年連続3回目の出走。デビュー1年半後から出場を続けている。「今年も出られて良かったという感じです」。優勝を意識させる言葉はほとんど口にしない。それでも「今年は自力とは言わず、何でもやってみようと思う。もちろん、自力を出した方がいいと思えばそうします」。力を出し切ればそれでいいという考え方から、結果を求める姿勢になってきているのは間違いない。「何回も出ていればそのうち、いつかは優勝できると思う。気がつけば勝っていた、というくらいの感じでいいです」と、チャレンジし続ける姿勢を見せた。
報道陣に応対する声がややかすれていたが、「乾燥ですかね。声はおかしいけど、体調は問題ないんですよ。練習でも普通にやれたし」。大レースでも淡々と自然体で臨めるところが、むしろ尾方の強さなのかもしれない。
児玉は逆に、「優勝だけ狙う。笑って終わりたいですね」。昨年は落車で初めての骨折。苦しみながらここまではい上がってきた。九州の至宝には、やはり笑顔が一番似合う。
.jpg)
.jpg)