【立川競輪・グランプリシリーズ】児玉碧衣、公開練習で「この感じ、懐かしいな」

九州を代表するガールズ2人がいよいよ、頂点を決める戦いに臨む。シリーズ初日の28日は、7R後にバンクでガールスグランプリの公開練習が行われた。児玉碧衣と尾方真生は、尾方が前で並びながら登場した。
バンクから引き揚げてきた児玉は、「あったかかったですね」と風も弱く天候に恵まれたひとときをさわやかな笑顔で振り返った。「チェーンを換えたばかりなので、1回もがいてチェーンに刺激を入れました。乗った感じはすごく軽かった」と手応えを感じ取ったようだ。「お客さんに応援の声をかけてもらって、この感じ懐かしいなと思いながら練習しました。グランプリの舞台が来たなという感じ」。2度目の栄光を手にした立川バンクで、気持ちも戦闘モードになっていた。
尾方真生も「全然重くなかった」。初めての立川バンクで、周囲から聞かされていた〝重い〟とは違う感触にやや拍子抜けしたようだ。「ここに付くまでにしっかり乗り込んできたので、もう特に何もしません」とゆったり構える。DVDを16枚持ってきたそうで「まだ6枚目です」。リラックスしながら本番へとつなげる。過去11大会で、久留米勢から小林優香(2015年)、児玉碧衣(18~20年)の2人の女王が誕生。3人目へ向けての意欲を聞くと、「確定板目指して頑張ります」と遠慮がちの目標を口にした。持てるポテンシャルを全て出し切れば、確定板の一番上に載ることもできるはずだ。