吉田勇人と藤原春陽が優勝 ミッドナイトF2 【小倉】
小倉競輪のF2ミッドナイト(広島市主催)は最終日の20日、8Rでガールズ決勝、9RでA級1、2戦の決勝を行い、ガールズは藤原春陽(20)=徳島、A級1、2班戦は吉田勇人(44)=埼玉が、ともに優勝を飾った。
ガールズ決勝は、藤原春陽が前を取ってレースを引っ張り、打鐘で野口諭実可が先頭まで出切って主導権。ホームでは吉岡詩織が早めの仕掛けでロングスパートを狙ったが不発。人気のひとり大久保花梨は、6番手から終2角から仕掛けるも、これに4番手に下げた藤原が合わせて踏み出し。直線は混戦になったが、最内から藤原が突き抜けて初優勝、大金星。3連単は14万円オーバーの高額配当での決着となった。
勝った藤原春陽は、これが初優勝。レースは内に詰まる展開になったが、最後まで諦めずにしっかり踏み切って突き抜けてみせた。「道中は脚も溜まっていたし、行けるところを見計らっていた。脚の調子も良くて、軽い感じがした」とにっこり。最後には「いつも応援ありがとうございます。来月も優勝目指して頑張ります」と次戦の活躍を誓った。
A級1、2班戦は、早坂秀吾が前受けから突っ張り先行。終2センターは3番手の高田真幸が強襲。それに合わせて早坂の番手から吉田勇人がけん制しつつ、直線は高田と伸び勝負。吉田がしっかりと踏み勝って優勝を飾った。
勝利者インタビューの第一声は「早坂君があんなに頑張ってくれるとは思わなかった」と前を回った早坂に感謝の言葉。3日間を振り返っては、「初日は自力で頑張ろうと思ったが、現実は厳しかった。それで刺激も入っていた」と振り返り、最後には「ようやく優勝することができました。また、応援よろしくお願いいたします」とファンの方々へ感謝の言葉も忘れずに語った。
【次回小倉ミッドナイト開催】
2月27~3月1日(A級1、2班戦、チャレンジ戦)