競輪

【和歌山競輪・GⅢ開設記念】古性優作が年頭V「今年は近畿勢で全GⅠ制覇」

 和歌山競輪のGⅢ開設74周年記念「和歌山グランプリ」は14日、最終12Rで決勝を行い、古性優作(32)=大阪・100期・SS=が、大会初制覇を飾った。打鐘6番手からカマした寺崎浩平を追走して差し切った古性は、昨年7月の福井記念以来となる通算9回目のGⅢ優勝。古性後位の東口善朋が2着、先行した寺崎が3着。4着も近畿4番手の藤田勝也で、ラインで上位を独占した。 

和歌山記念で通算9回目のGⅢ優勝を飾った古性優作

■ヒーロー 

 古性が年頭から笑った。準決で東口に差されて2着だったが、それ以外の3走は全て1着。和歌山記念初制覇で年始から賞金をきっちりと稼いだ。

 レースは赤板過ぎに山田英明―山口敦也―阿竹智史が上昇。坂井洋―永澤剛も踏み上げ、正攻法の近畿勢は6番手以降に下げた。だが寺崎は打鐘前に一気のスパート。終HS手前で4車が出切ると、後続を寄せつけることなく、4車で直線へ。最後は番手の古性が差し切ってVゴールを駆け抜けた。

 今年は高い目標を掲げている。「近畿勢で(GⅠを)全て制覇。もちろん僕が全部を獲りたいです」とニヤリ。「オッズの期待にも応えないといけないし、期待に応えるだけでなく、それを超えたいですね」。年頭の記念優勝で勢い付いた古性が、目標に向かって力強く突き進む。

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