【久留米競輪(ナイター)FⅠ】近谷涼がシリーズリーダーの松本憲斗を撃破「クレバーなレースができた」
A級準決のラスト5Rは、バック21本の近谷涼が位置にこだわっての3番手捲りで快勝。シリーズリーダーの松本憲斗を手玉にとってみせた。
「久々にクレバーなレースができましたね」。中川繁樹に突っ張られた松本憲斗と並走になったが、動じるどころか鐘4角でグイグイっと松本を押し上げて3番手をキープすると、2角から目の覚めるような豪快弾。徹底先行で売ってきた男が捲って2着に3車身差をつける圧勝劇で、笑みが自然とこぼれた。
初日終了後にハンドル回りだけでなく、車輪やタイヤに至るまで調整をした結果、「感じは初日よりも良くて、乗り味が違った」と仕上がりに不安はなくなった。当地は昨年6月のレインボーCで3着に入り、特班を決めたこともあってか「優勝を狙いたいですね」という声のトーンも軽やか。思い出のバンクで今度は1、2班戦初Vを視野にペダルを踏み抜く。