競輪

【別府競輪(モーニング)FⅡ】ダービー王を父に持つ岡部伶音が九州初見参

九州での開催に初めて参加する岡部伶音

 岡部伶音が九州初登場。初日6Rで別府のファンにスピードをお披露目する。

 前検日の前日に空路で大分入り。「小型機の滑走路はみ出しがあって、自分の飛行機はしばらく着陸できずに30分くらい遅れて着きました」と軽くハプニングに巻き込まれながらの遠征となった。

 ここまで、ルーキーシリーズの2節を入れても、8節23走しかしていない。昨年8月、豊橋で先頭員早期追い抜きの失格。ペナルティーによる欠場が4カ月間あり、練習だけの日々を続けたからだ。「同期に比べて走っていないので、緊張するしペースも良く分からない。いざレースとなると力が入る」。前回の準決も実戦経験の少なさが影響して仕掛けるタイミングを失った。

 2000年のダービー王の父・芳幸が師匠。「身長はずいぶん昔に抜きました」と178センチの父を大きく越える、野球で鍛えた184センチの立派な体格を誇る。それでも父への尊敬の念は募るばかりだ。「父と比べられるのは仕方がない。でもいざ競輪の世界に入ると、師匠(父)のすごさが分かります」とタイトルホルダーの偉大さをひしひし感じている。

 普段から練習も父と共にしており、「『出し切って負けるのはいいが、中途半端にならないように。それで負けるのが一番悔しいから』と言われています」。教えを守って、あいさつ代わりの積極駆けを誓った。

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