【別府競輪(モーニング)FⅡ】入江航太が鹿児島合宿の成果で約1年ぶりの決勝進出
入江航太は準決5R、123期の火島裕輝を捲って下した。前年後期がA級2班だったこともあって、チャレンジだった昨年3月の松山以来となる決勝進出。「いつも捲りは3角で止まる。けん制がなかったとはいえ、今回は最後まで止まらなかった。合宿の成果ですかねぇ」。昨年後半の1、2班戦では、準決にさえ一度も進めなかっただけに、決勝進出が実感できないといった表情だ。だがこの日唯一12秒台を切る11秒7の上がりをマークしたように、状態は間違いなく上向いている。
直前に鹿児島・根占のバンクで、石川航大、枝村弘樹、田村大らと2泊3日で合宿。「急でした。前日に電話がかかってきて、翌朝5時に家を出発しました。根占は本当に遠いんですよ」。バンクは大隅半島の先端に近い所にあるため、時間も費用もかかる。「高速料金、ガソリン代、宿泊代と、何万円もかかりました。でも決勝に乗れたなら、取り返せましたね。これからもしっかり練習します」と、努力が実を結ぶことを実感していた。
優勝は2年前の1月、高松での1回だけで、同県同期の松本憲斗マークから差し切った。今度は自力戦。自力Vなら、練習で強くなったと胸を張って言い切れるはずだ。
