競輪

【決勝戦検討】古性 連覇へ爆走 【高知】

大会連覇へ王手をかけた古性優作

古性がスーパースターに肩を並べる。初日特選から抜群のデキを誇示してオール2連対。2日目のスタールビー賞、準決と立て続けに脇本の番手から白星をゲットした。決勝もまたまた脇本マークで首位最短。昨年に続く制覇なら“世界のナカノ”こと中野浩一氏が達成した1988、89年以来で34年ぶりの快挙だ。

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 脇本、古性、三谷の鉄壁近畿トリオに対して、北日本はグランドスラマーの新田が先頭に立って応戦。今節は1着こそないが、状態の良さは最上位クラス。脇本を捲るのは至難の業と考えれば、飛び付き含みの先行策で意地を見せる。2019年大会で決勝3着の吉沢は、脇本と新田の攻防に期待して爪を研ぐ。

   ◇   ◇

(1)脇本雄太

 お尻を上げて中団の真杉君にプレッシャーをかけたが引っかからなかったので早めにレースを動かした。余裕はなかった。感覚は日に日に悪くなっているが、最低限のことはできている。あと1走、耐え抜きたい。自力。

(2)新田祐大

 静岡勢の踏み上げを追い上げる形になって苦しかったが、松浦君の横までは思った以上にスムーズに行けた。3日間、仕掛けるところでしっかり仕掛けられている。体の状態が良くて反応してくれている。北の先頭で。

(3)浅井康太

 全て脇本君、古性君に任せた。自分が思うより早く仕掛けてくれた。痛めている左の肩鎖関節はまだまだだが、しっかりレースは見えている。初日、2日目より感触はいい。近畿の4番手に付こうか悩んだが、単騎で。

(5)成田和也

 前がはっきり分かっていなかったが、守沢君を信じて付いていった。終3角から自分で行った守沢君の判断も良かった。最後は外を踏める力があったので悪くない。調子がいい状態で決勝を迎えられる。北の3番手。

(6)香川雄介

 渡辺君と絡んで、前と離れてしまった。あぁ…と思ったが、前を追いかけていたらエアポケットみたいに吸い込まれた。バンクが軽くて2日目よりは感触はマシ。それでも恵まれたとしか言いようがない。吉沢君に。

(7)古性優作

 G1準決であのレースができてしまう脇本さんの強さを感じた。自分は後ろから来たら絶対に止めるという気持ちだった。最後はしっかり計って追い込めた。調子は普通だが、脇本さんに助けられている。脇本さんに。

(8)三谷竜生

 久しぶりの自力戦だったので、感覚のズレがあった。失敗して後方になった。それでも決勝に乗れているので調子はいいと思う。G1決勝は3年前のこの大会以来だが、その時よりは調子がいい。近畿3番手。

(9)守沢太志

 新山君と連係を外してしまって反省している。後ろに成田さんもいるので仕掛けた。いっぱいだったので気持ちだけで行った。捲り切れたけど申し訳ない気持ちで走った。悪い感じはしない。いいのかな。新田君に。

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