【岐阜競輪・GⅠ全日本選抜】2予の九州勢は全滅 スタールビー賞6着の山田英明が最後のとりで
九州勢は6人が2予に臨んだが、全滅。美濃の冷たい風が吹き込む一日となった。スタールビー賞に進んで6着だった山田英明だけが準決を戦う。
スタールビー賞の山田は清水裕友マーク。「混戦になって、見てしまった」と、前と離れてしまう場面もあったが、何とか再連結を果たしながら追走。捲り追い込んで3着まで伸びた清水を追い続けて、6着に終わった。表情は暗くない。
「初日使っていたフレームから戻して、前回使ったものに乗った。こっちの方がいいみたい」と翌日も2日目の自転車に乗ることを示唆。「初日のものは練習ではいいと感じたけど、実戦では脚がたまらなかった。脚を削られ過ぎる」。勝ち上がりに関係ないスタールビー賞で、違うフレームを試せた意義は小さくないはずだ。
準決11Rは、山口拳矢も単騎だったが連係に興味は示さず、山田も単騎で戦うことを選択した。数年前まで、九州のエースとして君臨していた意地を感じさせた。もちろん、最後のとりでを準決でも守ってみせる。