競輪

【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】「意外と余裕」いぶし銀・加倉正義が中割り強襲で4年半ぶりS級決勝入り

 加倉正義が2019年8月弥彦以来のS級決勝進出を果たした。ライン3番手を回った準決12Rは2車落車のアクシデントを避けて、直線は中割り強襲で2着に入った。

 直前は同時参戦の田中誠らと猛練習。初日は約3年ぶりにS級予選1着を果たすなど絶好調で、準決も「落車があったので思いは複雑だが、事故後は思っていた以上に余裕があって、コースを見極められるほどだった」と練習の成果が出た様子。「点数も稼げたし、S級点確保のために、もう休もうかな」。そうおどけたが、九州が誇るガッツマンは決勝も魂の走りで上位に食い込んでくるに違いない。▼12Rは加倉の突っ込みに期待。6=245―1245。

 ▼11R(山口龍也) 妹・伊吹が「会ったらいつも元気よくあいさつを返してくれるのに、今節はそっけない」。今節の集中の度合いを物語る何よりの証言。地元Vを遂げてくれるはずだ。1―247―2347。

1998年の競輪祭(GⅠ)を制したタイトルホルダーの加倉正義

 

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