【久留米競輪（ナイター）FⅠ】「渡邉一成さん相手に逃げて自信になった」後藤大輝が着実に成長中

　昨年の九州記者クラブ新人王・後藤大輝が着々と成長している。2日目10Rは渡邉一成、山田諒の格上自力相手に正々堂々と先行勝負。直線で失速し6着に敗れたが、渡邉らに直線まで何もさせない好内容だった。

　「山田さん、渡邉さん相手に逃げて自信になった。もう少し長い距離を踏めるようになりたい」と悔しさをにじませながらも、すがすがしい表情で振り返った。

　日々の練習では苦手なダッシュ力の強化に着手。鍛錬の甲斐あって、練習仲間からは「ダッシュ力が上がっている」との声が多数聞かれる。九州のエースは嘉永泰斗の風潮だが、数年後には後藤が新たなに名乗りを上げるかもしれない。▼10Rはその後藤の押し切りに期待。7―134―1234。

　▼9R（田村大）　後藤と並んで今節、成長を感じさせた一人。同期自力型との力勝負を制する。6―235―2435。