【佐世保(ナイター)FⅠ】上田尭弥 失格でS級陥落危機も「気持ちが上がってきた」
上田尭弥の表情が明るい。一時期は九州の若手先行型の中でも頭角を現していたが、ここ数年は低迷。会話をしても自嘲気味の笑みを浮かべることが多くなった。
現在の競走得点は100点ちょうどと、低調期から抜け出たわけではない。しかも1月の小倉FⅠで内抜き失格。S級陥落の危機を迎えている。それでも「今回は3週間ほど空いたので、計画的に練習できた。室内でワットバイクに乗って、数値もだいぶ良くなりました」と逆襲の態勢を整えてきている。
佐世保は過去5場所走って、A級ではチャレンジとA級1、2班戦では負けなし2V。S級は3場所で9戦3勝、2着3回。「失格したし、やるしかないと、気持ちが上がってきた。最近は開催に行くのが嫌だったけど、今回は楽しみです」。同期同県同学年の嘉永泰斗はGⅢ2Vとブレイク。背中は遠くなったが、必死に追いかけて追い付いていく。
▼6R(上田尭弥) 得意バンクで押し切る。7―345―2345、7―5―1。
▼10R(山口泰生) 「練習の感じが良くなってきた」。竹内の先行を差して白星発進。1―34―全。