競輪

【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】阪本和也はお祈りが通じて2着勝ち上がり 決勝進出へも意欲

地元戦で準決に進出した阪本和也

 阪本和也が地元でS級準決へ勝ち上がった。初日11R、阪本は松岡辰泰をマークしたが、松岡は4番手から動けないまま終3半捲り追い込み。絶体絶命の阪本だったが、「自分の周りにいた人はみんな外を踏む人だったので、『内が空け』とお祈りしながら走っていました」。祈りが通じ、空いたコースを突っ込み2着。前回落車したが、「けがも大したことはなかったし、競走でビビることもなかった」と影響はなさそうだ。

 昨年後期は104点の成績を残し、今年後期には初のS級1班へと昇班する。「昨年の11月ごろから、パワーマックスと街道で自力の練習をやっている。それから調子がいい。ほぼバンクには入っていません」と好調の要因を分析。準決は、津村洸次郎とは別で「自分で前々に」と勝負をかけた。「決勝は父(正和)が誘導の予定のようですが、それを止めてしまいたい」。縁故選手が出走するレースは誘導できない。父は誘導手当の高い決勝を引きたいはずだが、それをできなくするのも親孝行かもしれない。

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