【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】鈴木美教「漢字は駄目です」
以前によく出向いていたオートレースの取材でもよく聞いたフレーズだなと思い出した。鈴木美教が「漢字は駄目です」と言う。国語が苦手というわけではない。競走成績の中に「重注」などの漢字を入れるのがご法度という意味。鈴木は直近4カ月の重注が8回。重注1回につき10点、失格なら30点の違反点が科され、ただいま80点持ちの身。4カ月で120点以上になるとあっせんが規制される。
オートレースだと、「反妨」「落妨因」「出走停止」「欠車」など成績欄にまさに漢字が出てくるので分かりやすいが、競輪の場合は実際に出走表に載る漢字は「失格」「事故棄権」「落車棄権」「欠場」「補充」ぐらいか(補充は成績ではないが)。それ以外の見えない漢字が、実は選手の走りに影響を及ぼしている。
▼1R 逃げて外帯線の内側を走り続ければ重注はつかない。鈴木が早駆けもいとわず仕掛ければ、差されて2着のケースがあるか。23―1―23456。
▼4R ファイター高橋はそもそも失格で4月はあっせん停止。もし中四国勢が後手に回る展開なら、高橋が4角を番手で回っているはず。3=46―46。
