【武雄競輪（ナイター）FⅡ】好仕事を見せた佐藤健太が「1、2班戦で記憶にない」ピンピン優出に成功

　準決12Rは、佐藤健太が仕事をキッチリこなして番手抜け出し。特選スタートから連勝で決勝に勝ち進んだ。

　「高橋（綜一郎）君が作戦会議から先行するって言ってくれたし、自分も頑張らなきゃって気合が入っていました」。鐘4角から反撃してきた幸田望夢を1角、1半、2角でけん制し、それでも止まらないとみるやBSでとどめの体当たり。別線の進軍を完全に遮断してから、最後は高橋を残しながら余裕を持って追い込んだ。

　前回準決で落車し、デキは前検日から手探りの状態だったが「1、2班戦でピンピンなんて記憶にないし、これで調子が悪いなんて言えませんよ」と上機嫌。しかし決勝でスーパールーキー梶原海斗の番手を回る話になると「後ろに小酒（大勇）君、三槻（智清）さんもいる。とにかく必死に、離れないように頑張ります」と声を振り絞っていた。