【武雄競輪(ナイター)FⅡ】火島裕輝が厳しい条件をクリアして準決1着「初日よりも全然良かった」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
チャレンジ準決3Rは火島裕輝が6番手捲り。連勝ゴールで優出一番乗りを決めた。
3分戦だったが車番が悪く後ろ攻め。さらに番手はベテランの村上清隆とあって、無理やりのカマシ先行を狙えばラインの隊列が乱れてしまう公算大。それだけに「誘導を思い切り切って」、あとは下げた6番手からタイミングを見て仕掛けるしかなかった。
「前に5車もいてしんどかったけど、武雄は直線が長いので届きましたね。最後は車も伸びたし、初日よりも全然良かった」。完全な真崎章徳のペース駆けを捲った脚はなかなかのもの。昨年8月に小倉以来となる2度目のVへ仕上がりは文句なしだ。▼11R決勝で対決する佐藤壮志は松山学院高の同級生。過去5度の対決で先着すら一度もない全敗中だけに「そろそろ何とかしたいですね」。単騎の一撃は2―147―147。
▼10R(西田大志)準決3着で優出ならず。「(弟子の梶原)海斗に続きたかったけど…」と肩を落としたが、状態は日に日に良化。多田の番手からシャープに伸びて7―1235―1235。