競輪

【小倉競輪(ナイター)FⅠ】小森貴大「すごくいい感触をつかめた」全てを戻してスランプ脱出へ一歩前進

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 不振にあえいでいた小森貴大の顔に笑顔が戻りつつある。1年前に上を目指して乗車姿勢、フレーム、シューズといったあらゆるものを変更したが、そこから長いトンネルにはまり込んだ。「自分としては改善のつもりが、どんどん改悪の方向に行ってしまった。成績も7、8点くらい落ちましたよ」
それでも腐らずに試行錯誤をする中、前々回の伊東GⅢ最終日に2角5番手捲りで圧勝して「すごくいい感覚をつかめた」。その日の最速ラップタイ(9秒7)での一撃に何かを思い出すと、前回岐阜FⅠで今年初優出に成功した。「結局は、何もかもを元に戻したら良くなってきた。1周回るのに時間がかかりましたね」。無駄な努力は決してないはず。悩み苦しんだ時期をバネに変え、今まで以上の強さを手に入れてみせる。▼8Rで近畿ワンツーを決めて、つかみかけた好感触を確信に変える。4=1―237。
▼5R(吉本哲郎)本郷が前々に攻めて溝口のペース逃げを乱せば、「S級の時のイメージは頭に残っている」という吉本のタテ攻撃に出番もある。1―6―345。

好感触が戻ってきた小森貴大

 

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