競輪

【競輪】別府競輪施行者が組織変更 「別府市公営事業局」が開局式

別府市公営事業局の開局式で看板を囲む同局の上田亨競輪事業管理者(一番左)、日本競輪選手会大分支部の安東宏高副支部長(左から2人目)、同市の長野恭紘市長(左から3人目)ら

 別府競輪の管理運営が別府市公営事業部から同市公営事業局に組織変更となった1日、同競輪場で開局式が行われた。式には同局の初代局長となった上田亨競輪事業管理者、同市の長野恭紘市長ら関係者、日本競輪選手会大分支部の安東宏高副支部長ら来賓など、合わせて約100人が出席した。

 上田管理者は「令和5年度は年間売り上げが過去最高の375億円を達成できた」と報告。続けて「事業による収益を一般会計に繰り出し、市民福祉に寄与することに意義がある。より一層の経済性、収益性を発揮するため、民間企業の感覚を持ち、機動力を持って対応する」と抱負を語った。

 長野市長は市政100周年を迎えたことにも触れ、「別府市の未来の100年は競輪事業が命運を左右すると考えています。より戦略的に挑戦をし、市の未来を確固たるものにしていく、別府競輪の新しい歴史のスタート」と期待した。

 地方公営企業法を適用して発足した同局は、民間企業に近い組織。局内に総務課、事業課、地域振興室を設置し、市からの独立性を持つ。この組織変更により、スピーディーな事業の推進や固有の人材確保などが可能になる。2025年度の下期には、民間ポータルサイトならぬ〝施行者ポータルサイト〟をスタートさせて、全国の競輪場の車券をネット販売する計画がある。

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