【小倉競輪(ナイター)FⅠ】レースを読み切った山口伊吹が3番手から強襲「久々に1着が取れた」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
ガールズ予選2の6Rは、山口伊吹が冷静なジャッジから最後にシャープな差し脚を披露。2月の地元佐世保戦以来となる13走ぶりの白星をつかみ取った。
鐘4角から仕掛けた吉村早耶香に離れたが、慌てず3番手に入り直すと最終直線で一気に突き抜けた。「コメントは吉村さんだけ自力で、高橋(梨香)さんは自在だった。だから高橋さんは吉村さんを待っていると思った」。無理に吉村を追うと、前で待ち構える高橋に飛び付かれてしまう。それならばと脚の折り合ったポジションを確保し、冷静に伸び勝負へ持ち込んだ。「考えていた通りの展開になったし、久々に1着が取れてよかったです」と流れを読み切っての勝利に、笑顔はいつも以上にはじけていた。▼10Rは尾方を巡っての連下争い。デキが上向く山口を2、3着に固定して、1―6=457。
▼11R(中園和剛)目標にする利根について、「何度も連係しているし、信頼している」と話す。好機を逃さずカマしてくれればVチャンス。1―256―2456。
