【久留米競輪(ナイター)FⅠ】重体の渡邉藤男を尊敬する福田滉が中割りでS級復帰1勝
福田滉が中割り強襲で1着を手にした。東日本ラインの3番手で挑んだ初日8Rは3角5番手だったが、「狙っていたコース。空くと思っていた」とさえたわたる勘と鋭いタテ脚を発揮。見事、3期ぶりのS級戦白星を挙げた。
今回は並々ならぬ思いで発走台に立った。ニュースで同県の渡邉藤男(57期)が意識不明の重体になっていることを知ったからだ。トレーニング用低圧室での出来事に、「やり過ぎなくらい練習を頑張っている方。低酸素の練習は何度か試したが、きつ過ぎてやめた」と尊敬する大先輩を心配している。だが今、福田にできるのは、できる限りの走りをすることだけ。準決10Rも初日同様、ライン3番手から突き抜ける。▼11Rは福田のアタマに期待。6―124―1245。
▼3R(矢野昌彦) 矢野も栃木支部。山本、ラモスら同型に前期S級の格の違いを見せつける。2―357―1357。